オレンジ模様

当たり前の日常の世界を、いろんな角度で書いてゆこうと思います。

今年から稲作をやめることに決めました。でも……かな。

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私の家では、家族で食べる分だけのお米を作っていました。

専業農家の方とは比較にならない軽作業なのかもしれませんね。

でも、今年の2月に、毎年「田植え」と「稲刈り」をお願いしていた農業法人から「廃業する」という連絡がありました。私にとって、時間が不規則な仕事をしながらのお米作りは、かなり負担のかかるものです。こまめな水の管理、草刈、その他いろいろあります。そのため、農業法人が廃業するという話があってから、家族で相談した結果、稲作をやめることにしました。

理由はいくつかありますが、

①続けることは、時間と肉体的な負担が大きい

②スーパーマーケットでお米を買っても、自宅で作ってもかかる費用は同じ

(稲苗代、田植え・稲刈り代、乾燥・配達代を農業法人に支払い。肥料・除草代は自前)

この2っの理由が大きいですね。

毎年、4月初旬から9月下旬まで、常に心の隅では田んぼのことを気にしていました。でも、今年からは、気が楽になりますね。

 

でも、ちょっと寂しい気持ちもあります。

それというのも、普段では味わえないさまざまな思い出がつくれるからです。

 

※「田植え前の全戸の田んぼに、水が張ってある」

 (青空がきれいな日には、田んぼの水が青空を映して普段では見られない光景です)

 (なかなか味わえない瑞々しい風が吹きます)

※「朝5時ころには、滅多にみられない動物と出会うことがあります。

 (私の場合は、ニホンカモシカと出会いました)

※「ムッとする草いきれ

 (土手の草刈、田んぼの中の草むしりの時に肌で感じていました)

※「水田地域のホタルの乱舞」

 (夜、田んぼの水の加減を見に行った時に見れます)

※「配達されてきた半俵(30キロ)の米袋の壮観さ」

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そのほかにも、ここには書ききれない位の、いろんな思い出があります。

 

でも、私は家族全員の承諾を得て、稲作をやめることにしました。

はてなブログをされている方の中には、稲作をがんばっている方が大勢いると思います。私はドロップアウトしますが、稲作を続けている方には、本当に頭が下がります。日本の食料自給や美しい風景を後世に残すためにも、がんばってください。