礼儀正しい燕
今年もツバメが家に来ました。
でも、いつものツバメとは違い、とても礼儀正しいです。
普通のツバメは、子供が生まれたら、卵の殻を巣からいくつかそのまま捨てて、残りを外に捨てに行きます。巣の下あたりに卵の殻をすてるのは、その家に住んでいる人間に「子供が生まれた」ことを知らせるためだと言われています。これだと、卵の殻が落ちていることに気が付かないで踏んでしまいます。
今年のツバメは、卵の殻が目立つように、わざわざ家人が歩く廊下にきれいに並べて置いていきました。四個ありました。写真に撮っていたら良かったのですが、撮るのを忘れてしまいました。
「わざわざ家人の歩くところに置く」「きれいに並べて置く」
子どもが生まれたことを知らせるための卵の殻、こんな表現をするとは、礼儀正しい人間みたいですね。