オレンジ模様

当たり前の日常の世界を、いろんな角度で書いてゆこうと思います。

礼儀正しい燕

今年もツバメが家に来ました。

でも、いつものツバメとは違い、とても礼儀正しいです。

 

普通のツバメは、子供が生まれたら、卵の殻を巣からいくつかそのまま捨てて、残りを外に捨てに行きます。巣の下あたりに卵の殻をすてるのは、その家に住んでいる人間に「子供が生まれた」ことを知らせるためだと言われています。これだと、卵の殻が落ちていることに気が付かないで踏んでしまいます。

 

今年のツバメは、卵の殻が目立つように、わざわざ家人が歩く廊下にきれいに並べて置いていきました。四個ありました。写真に撮っていたら良かったのですが、撮るのを忘れてしまいました。

 

「わざわざ家人の歩くところに置く」「きれいに並べて置く」

子どもが生まれたことを知らせるための卵の殻、こんな表現をするとは、礼儀正しい人間みたいですね。

今年から稲作をやめることに決めました。でも……かな。

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私の家では、家族で食べる分だけのお米を作っていました。

専業農家の方とは比較にならない軽作業なのかもしれませんね。

でも、今年の2月に、毎年「田植え」と「稲刈り」をお願いしていた農業法人から「廃業する」という連絡がありました。私にとって、時間が不規則な仕事をしながらのお米作りは、かなり負担のかかるものです。こまめな水の管理、草刈、その他いろいろあります。そのため、農業法人が廃業するという話があってから、家族で相談した結果、稲作をやめることにしました。

理由はいくつかありますが、

①続けることは、時間と肉体的な負担が大きい

②スーパーマーケットでお米を買っても、自宅で作ってもかかる費用は同じ

(稲苗代、田植え・稲刈り代、乾燥・配達代を農業法人に支払い。肥料・除草代は自前)

この2っの理由が大きいですね。

毎年、4月初旬から9月下旬まで、常に心の隅では田んぼのことを気にしていました。でも、今年からは、気が楽になりますね。

 

でも、ちょっと寂しい気持ちもあります。

それというのも、普段では味わえないさまざまな思い出がつくれるからです。

 

※「田植え前の全戸の田んぼに、水が張ってある」

 (青空がきれいな日には、田んぼの水が青空を映して普段では見られない光景です)

 (なかなか味わえない瑞々しい風が吹きます)

※「朝5時ころには、滅多にみられない動物と出会うことがあります。

 (私の場合は、ニホンカモシカと出会いました)

※「ムッとする草いきれ

 (土手の草刈、田んぼの中の草むしりの時に肌で感じていました)

※「水田地域のホタルの乱舞」

 (夜、田んぼの水の加減を見に行った時に見れます)

※「配達されてきた半俵(30キロ)の米袋の壮観さ」

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そのほかにも、ここには書ききれない位の、いろんな思い出があります。

 

でも、私は家族全員の承諾を得て、稲作をやめることにしました。

はてなブログをされている方の中には、稲作をがんばっている方が大勢いると思います。私はドロップアウトしますが、稲作を続けている方には、本当に頭が下がります。日本の食料自給や美しい風景を後世に残すためにも、がんばってください。

 

 

 

今年もツバメが家に来ました。

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今年も、自宅にツバメが来ました。

おばあちゃんに聞いたところ、おばあちゃんがお嫁に入った頃から、毎年きているそうです。年齢から計算してみると、ほぼ70年間、ツバメが家に来て巣を作って子育てをしているみたいですね。

 

元来、燕は農作物を食い荒らす害虫を食べてくれる「益鳥」と呼ばれています。また、燕が来て巣をつくる家には幸福がやってくるという、縁起が良いことらしいですね。

 

「きっと良いことがあるかな」という嬉しさと、

「今年も来てくれた」という安心。

ポジティブな気持ちが湧いてくる反面、

 

「毎朝、日の出の頃に天窓を開けなきゃいけないな」とか、

「今年も蛇が家に入ってこないようにしないといけないな」とか、

「燕のフンを毎日掃除しないといけないな」

と、ちょっと気持ちが下がる面もあります。

 

でも、毎年来てくれるのは、素直に嬉しいですね。

 

 

 

猫と暮らしている方、カラスには気をつけましょう。

三月中旬の午後に、ちょっと怖いことがありました。

 

わたしの家には、18年間一緒に暮らしているメス猫がいます。人間の齢でいうと88歳くらいになるオバアチャン猫です。その彼女が、暖かい春の陽気に誘われてか、二階の窓から瓦ぶきの屋根に散歩にでかけました。

「屋根でのんびりするのかな」とその姿をなんとなく見送っていました。

 

しばらくすると、近くでカラスのうるさい鳴き声が聞こえてきました。(うるさいなぁ)と思っていると、「コラー」という声と箒を持って屋根に上がる息子の姿が目に入りました。息子が向かっている先を見ると、猫の周りに二羽のカラスがいて、猫は身動きができず固まっているように見えます。息子は箒でカラスを追っ払い、猫を抱えて家の中に戻ってきました。腕に抱えられている猫は震えていました。

 

後で息子から「あのカラスたちは、エリモ(オバアチャン猫の名前です)を捕まえて、高い所から落として、弱ったところで食べるつもりだったと思うよ。カラスはずる賢いからね。トンビも、子猫を上空から落として食べるって聞いたことあるよ」という話を聞いて、びっくりしました。怖いですね。

 

小柄な猫を飼っている方は、猫の散歩のときも一緒についていった方が良いですね。

 

 

瑞祥と呼ばれている気象現象

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太陽のそばに彩雲

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天頂の虹

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光っている雲(彩雲?)

 彩雲を見ると「幸運」が、もうすぐやってくる前兆と呼ばれていますね。本当なのかどうか、私にはわかりません。でも、ふと空を見上げた時、こんな綺麗な雲や虹を見ると、とても素敵な贈り物をもらったような幸せな気持ちになります。だって、下を向いていたら決して目にすることは無いからです。

 

 1年前、スマホのカメラで撮った写真なので、ハッキリとは撮れていませんが、皆さんにも見てもらいたくて貼りました。

 

 ロシアのウクライナ侵攻の映像を目にするたびに、心が痛くなるような気持になってしまいます。月並みな言葉ですが、世界の人々に平和と幸せが訪れますように。

ちょっと得した気分

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ティッシュペーパー25箱

今日は「ちょっと得した気分」にひたれました。

 

というのも、ティッシュペーパー25箱を手に入れたからです。

 

私の住む地域のガソリンスタンドでは、色違いのレシートがでた日、給油したガソリンを合計した総量のによって景品と交換できるイベントをおこなっています。

これは年間を通してイベントなので、色違いのレシートを集めれば、景品交換ができるようになります。100リットル分のレシートを集めれば、ティッシュペーパーを5箱もらえます。

 

今日は、車の給油のためにガソリンスタンドにゆき、集めた色違いレシートをスタンドのスタッフに集計してもらいました。

 

なんと合計600リットル分ありました。

そこで、500リットルだけティッシュペーパー25箱に交換してもらいました。

また見た目も、結構な数量に感じます。

それに実際、一か月に2箱を使っても、1年間は余裕で安心です。

ちょっと得した気分に浸りながら、25箱を車の後部座席に入れて家に戻りました。

 

「レシート」を集めるだけで、ティッシュペーパー25箱。雰囲気だけでも得した気分になった日でした。

 

天神講

晦日の朝、木彫り天神様を飾りました。

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日本には四季折々にさまざまな行事があります。特に有名なのは「五節句」。季節の変わり目ごとに設けられ、無病息災、子孫繁栄、五穀豊穣を祈ります。

 

五節句は、江戸幕府が制定しました。

 

人日の節句(1月7日)七草の節句、白馬の節会

※「人日」とは古代中国の書物に見られる言葉です。「1月7日には処刑を行わない」という意味だそうです。

七草 「セリ、ナズナゴギョウ、ハラベコ、ホトケノザスズナスズシロ

 

桃の節句(3月3日)ひな祭り。ひな人形を飾り、女児の健やかな成長を祈願します。

 

端午の節句(5月5日)こどもの日。兜飾りや鯉のぼりを飾り、男児の健やかな成長を祈願します。

 

七夕の節句(7月7日)七夕まつり。笹の葉に願い事を書きます。女の子は手芸の上達、男の子は手習いの上達を願いました。

 

重陽節句(9月9日)菊の節句。秋の収穫祭。

 

天神講

天神講は、五節句のような全国共通の行事というわけではありませんが、地域によっては家庭に根付いた伝統行事となっています。

 

子供たちが、心身ともに健やかに成長することを願い、祈願する節目の行事です。

 

連綿と続く日本の伝統行事。良いものです。